ばかなだけ?

2006年2月27日 日常
古いことを思い出した。
好きだった野良猫が、あるとき泡吹いて倒れてた。
多分見付けた時点でもう死んでたんだろうな。
すごくアルコール臭くて、目も開けずピクリとも動かなかった。
あの時自分は小学生で、その猫が動かなかったから、何度も何度も声かけて、
口拭いたり綺麗な寝床作って寝かせたり。
何しても起きなくて、ただアルコール臭くて。
でもしつこくお花摘んでお見舞いしたり、体拭いて看病してるつもりになってた。
しばらくして近所のお婆ちゃんが来て、「どうしたね?…あー、死んじまってるんね」
って猫を見ながら言ってた。
「保健所、電話しとかんとね。」って言いながら行っちゃって、
何言ってるかよく分からなかったけど、死んだ=動かない?ってことだけ分かった。
その後、何度も何度も猫に触って起こそうとしてたなぁ…。
しばらくしてその猫は姿を消して、その時自分は保健所のせいにしてたな。
"ほけんじょっていうのがわるいんだ"って嫌悪した。
居なくなってしばらくは、何度も猫が居た場所を見に行ってたけど、
時が経って見に行くのをやめたんだよな。
あれが初めての「挫折」ってやつかな、ちょっと違うか。
諦めが悪いって言うか理解に乏しかった。
中学までは結構見に行ってたよ、場所もあの時のこともはっきり覚えてる。
前は団地に住んでて、周りには共存してる猫がたくさん居たから、
自分にとっては友達か兄弟みたいなもんだった。
近所の郵便局も凄かったな、1匹見掛けてしゃがんで触ろうとしたら、
近くに5、6匹現れて。
通り掛けてた爺ちゃんが「へぇー!?」ってびっくりして、おばちゃん達の注目浴びた。
昔ダ○エーだったとこの裏の駐輪所にも居た。
そこは従業員の通用口で、本当は入っちゃいけない所だったけど、
よくこっそり入っては一緒に遊んでたっけな。
そう言えばあいつ等どうしたんだろう、て今更考えてる。
日が経っていつの間にか消えてた。拾われてるといいんだけどな

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